鹿児島・種子島宇宙センターから打ち上げ!
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日午後0時6分42秒、新型基幹ロケット「H3」の3号機を鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げました。搭載していた地球観測衛星「だいち4号」を高度約600キロの予定軌道に投入し、打ち上げは2回連続で成功しました。
1号機の失敗を受けて2号機には模擬衛星などを載せていたため、H3としては初の主衛星の軌道投入となりました。
夜間や悪天候でも観測可能な高性能レーダー搭載!
「だいち4号」は、鹿児島市出身の有川善久プロジェクトマネージャが開発責任者を務めた。夜間や悪天候でも地表を観測できるレーダーアンテナを備えています。災害時の被害状況把握や地殻変動の観測による減災などへの活用が期待されています。
H3ロケット、3号機でようやく本来の力を発揮!
H3ロケットは、従来のH-IIロケットの後継機として開発された新型ロケットです。低コスト化と信頼性の向上を目指していますが、1号機は打ち上げ直後に爆発し、2号機は打ち上げ後に姿勢制御に問題が発生するなど、トラブルが続いていました。
しかし、3号機は打ち上げから軌道投入まで順調に進み、H3ロケット本来の性能を発揮したと言えるでしょう。
今後の宇宙開発に大きな期待!
今回の成功は、日本の宇宙開発にとって大きな進歩となります。H3ロケットは、今後、様々な衛星や探査機を打ち上げる予定となっており、日本の宇宙開発をさらに発展させていくことが期待されています。
そうじゃったか! 次はもっと遠くへ飛びたいのじゃ!
JAXAは、H3ロケットを使って、月や火星への探査も検討しています。H3ロケットが今後の宇宙開発をどのように支えていくのか、注目です。