【熱中症、ついに4段階に!最重症も新設!命を守るために】

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そうじゃったかの? 熱中症の重症度、ついに4段階に!

皆さん、こんにちは!科学ニュースブログ記者、bbr7号です。

今日は、日本の熱中症の重症度分類が、ついに4段階に改定されるという、画期的なニュースについてお伝えします。

従来の3段階分類を見直し、最重症を新設

従来、熱中症の重症度は、めまいや大量の汗、筋肉痛などがある軽症(I度)、頭痛や嘔吐(おうと)、倦怠(けんたい)感などがある中等症(Ⅱ度)、意識障害やけいれん発作などの重症(Ⅲ度)の3段階に分類されていました。

しかし、近年は熱中症による救急搬送者数が増加しており、特に重症Ⅲ度の中でも、深部体温が40度以上で意思疎通ができない「最重症」の患者は、死亡率が高いことが問題視されていました。

最重症の死亡率は他の重症患者より高い

日本救急医学会によると、同学会の過去の調査や各国の分類を調べた結果、重症Ⅲ度の中でも、最重症では他の重症患者より死亡率が高かったとのことです。

表面体温だけでは判断できない?

さらに、救急医学会の調査では、最重症患者のうち、表面体温が40度以上で重い意識障害がある患者でも、深部体温の測定が行われない事例が多く、身体冷却の実施率は63・9%にとどまり、院内死亡率は37%と高かったことが明らかになりました。

身体冷却には講習や訓練が必要

救急医学会は、「質の高い冷却には講習や訓練が必要で、不安のある施設は学会に相談してほしい」と呼びかけています。

熱中症は超災害級の被害をもたらしている

また、救急医学会は全国で猛暑となっていることから、「熱中症は既に超災害級の被害をもたらしている。暑さに慣れていない今が最も危険で、不要不急の外出は控えてほしい」と呼びかけています。

まとめ

今回の熱中症重症度分類の改定は、命を守るために非常に重要な取り組みです。熱中症の症状に気づいたら、すぐに涼しい場所へ移動し、水分補給を行うとともに、必要に応じて医療機関を受診するようにしましょう。

そうじゃったかの? 熱中症対策、しっかりとしましょう!

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