お笑いコンビ「今いくよ・くるよ」のくるよさんが、5月27日に膵がんでお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
くるよさんといえば、独特な髪型と派手な衣装で、漫才では「どやさ」のギャグで一世を風靡しました。
私も子供の頃からずっと見ていた大好きな芸人さんです。
でも、まさか膵がんでお亡くなりになるとは…。
膵がんは、早期発見が難しいことで知られています。
そこで今回は、膵がんの初期症状や検査法、治療法について、わかりやすく解説します。
膵がんの初期症状
膵がんは、進行するまで症状が現れないことが多いのが特徴です。
しかし、以下のような症状が現れた場合は、膵がんの可能性があります。
- 上腹部痛: お腹の上部(みぞおちのあたり)に、鈍痛やズキズキとした痛みが続く
- 背部痛: 背中の真ん中あたりに、鈍痛やズキズキとした痛みが続く
- 黄疸: 白目が黄色くなる
- 食欲不振: 食欲が落ち、体重が減る
- 消化不良: 胃もたれや吐き気、下痢など
- 糖尿病: これまで糖尿病なかったのに、突然糖尿病になる
膵がんの検査法
膵がんが疑われる場合は、以下の検査が行われます。
- CT検査: 腹部全体を断層撮影し、腫瘍の有無や大きさを確認する
- MRI検査: 膵臓や周辺組織をより詳細に観察できる
- PET検査: がん細胞の集積を画像化する
- 超音波検査: 膵臓を直接観察する
- 腫瘍マーカー検査: 血液中の腫瘍マーカーを測定する
膵がんの治療法
膵がんの治療法は、進行度や患者さんの状態によって異なります。
主な治療法は以下の通りです。
- 手術: 腫瘍を切除する
- 放射線治療: 放射線を照射して、がん細胞を死滅させる
- 化学療法: 抗がん剤を投与して、がん細胞を死滅させる
- 対症療法: 痛みや吐き気などの症状を和らげる
黄疸が出たらすぐに病院へ
膵がんの初期症状の中でも、特に注意が必要なのが黄疸です。
黄疸は、胆汁の流れが阻害されることで起こります。
膵がん以外にも、胆管結石や胆管炎など、黄疸の原因となる病気はいくつかありますが、早期発見・早期治療のためには、すぐに病院を受診することが大切です。
まとめ
膵がんは早期発見が難しい病気ですが、早期発見できれば治療効果も高くなります。
上腹部痛や背部痛、黄疸、食欲不振などの症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
くるよさんの死が、膵がんの早期発見・早期治療の重要性を改めて私たちに教えてくれたと思います。